伊藤大助の近代文学朗読会 第七章 宍戸留美


2012年から続けられているという、『近代文学朗読会』にお誘い頂いて、少しびっくりしているのと、とっても嬉しい気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

幼い頃、ひとりっ子の鍵っ子で、誕生日に母に買ってもらった赤いラジカセに向かって、寂しさを紛らわすかのように、独り、朗読をしていました。

それから数十年、色んなご縁が重なって、現在、声優というお仕事をやらせて頂いています。

とはいうものの、人前で朗読をするという機会はなかなかないものでして、今回は赤いラジカセではなく、限られたご縁のあるお客様の前で、朗読する事が出来るという何とも至福の時間。

一瞬一瞬を大切に、皆さんに、声と身体で物語を想像してもらえるよう、楽しく努めさせて頂きたいと思います。

是非、リラックスして楽しんでくださいね。
お会いできるのを楽しみにしております。

2019年 宍戸留美



何度朗読をしても自分で予測出来ない結果を生みます。
予測する事すらもう意味のない事なのかも知れません。

活字の羅列を僕という身体に取り入れ浸透し反応として発せられる言葉。
文字は変わる事無いのに生き物を介しているため都度変わっていく言葉。

言葉は生命を持ちます。
言葉は意志を持って僕から離れていきます。

そこにしか無い言葉が生み出す空間に身を委ね、
二度とない生命を味わって頂きたいです。

野島健児



この近代文学朗読会は、その昔、文学と深夜アニメと声優さん好きが行き過ぎる余り「この作品をこの御方の御声で…」という妄想を現実にするべく主宰者二名により行き当たりばったりの成り行きまかせで始まったものですが、なんということか、何のツテもコネもない私共に、多くの声優さんからあたたかいご協力をいただき、そして、吉祥寺キチムさんという素敵な場所の雰囲気も相まって、都会の喧騒をよそに、静かに文学を愛でつつ耳を喜ばせる…という贅沢な会を催すことができています。

そして今回また新たに、宍戸留美さんにご参加いただくことが叶いました。

またひとつ、きっと事あるごとに思い出したくなる、忘れられない時間になることでしょう。おひとりでも多くの方に、そんなひとときをお過ごしいただきたいと願っています。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

伊藤大助





朗読 野島健児伊藤大助(クラムボン)
ゲスト朗読 宍戸留美

朗読作品:当日会場にて発表

日時 3月10日(日)
「一度目」
開場 12:15
開演 13:00

「二度目」
開場 17:00
開演 17:45

*「一度目」「二度目」朗読題材は同じになります。


料金 4,500円(1drink込み)*銀行振込
当日 5,000円(1drink込み)
*当日券をご希望の方は開場時間以降に直接お越しください


ご予約方法
件名を「3/10公演 一度目 or 二度目 or 両方(ご参加希望の回を選んで)」とし、「お名前(ふりがな)、携帯番号、人数(2名様まで)、お連れ様のお名前」を添えて、メールにて下記アドレスまでお申し込みください。
<ご予約の受付は終了いたしました>

○メールを送信されると自動返信メールが届きます。メールの受信拒否設定をされている場合、キチムからのメールが届きません。設定の変更するかまたは別のアドレスから再度送信してください。再送の際には「再送」とご明記ください。
○お連れ様、お子様も含むご来場予定者のお名前(フルネーム)を必ずご記入下さい。
○お子様は膝上のみ無料となります。
○料金は事前振込みとなります。振込みの確認が取れたところで予約が完了いたしますのでご注意ください。
○当日は整理番号順の入場となります。 整理番号は予約完了メールにてお知らせいたします。